仮想通貨のリスク

注目の仮想通貨

昨今、投資対象して「仮想通貨」の注目が高まっています。そもそも仮想通貨とは、なんでしょうか。ウィキペディアによると、下記のように説明されていました。

米ドルやユーロ、日本円などの通貨に対して、特定の国家による価値の保証を持たない貨幣のこと。
2018年現在、ビットコイン等に代表される、暗号理論を用いて電子的に発行される通貨(=暗号通貨)が広く知られている。
電子マネーは特定の信用のある、または法的に信用強制された企業等が管理する代用貨幣であるが、仮想通貨は一定のコミュニティの間で特別な限定なく広く交換される貨幣と言う点で異なる。

簡単に言うと、「インターネット上で利用されている通貨」のことです。この仮想通貨は、日本では、まだそれほど普及されていませんが、現実の社会でもお支払いなどで利用することができます。

現在、日本で取引できる「仮想通貨」は、14種類あります。(2018年2月現在)
・Bitcoin (ビットコイン)
・Ethereum (イーサリアム)
・Bitcoin Cash (ビットコインキャッシュ)
・Ripple (リップル)
・NEM(ネム)
・Litecoin(ライトコイン)
・DASH(ダッシュ)
・Monero(モネロ)
・Ether Classic(イーサリアムクラシック)
・Lisk(リスク)
・Zcash(ジーキャッシュ)
・MONAcoin(モナコイン)
・Factom(ファクトム)
・COMSA(コムサ)

仮想通貨のメリット

投資対象として仮想通貨が注目されているのは、なぜでしょうか?
それは、証券投資やFXより儲け率が高いことです。仮想通貨が登場した時から、購入をスタートさせていたら、現在、30倍とも100倍になっていると言われています。まだまだ、伸びるとも言われています。(本当のところは、FXや証券投資と同じで分かりませんが・・・)

また、証券投資より手軽に始められることもメリットに挙げられます。証券投資にハードルの高さを感じている方々でも、簡単な手続きで投資が始められます。

仮想通貨のデメリット

注目される仮想通貨には、通常の証券投資と同じリスクだけなのでしょうか。

2018年1月に日本でも大きく報道されましたが、仮想通貨のNEM(ネム)が、日本の仮想通貨取引所コインチェックから、日本円に換算して580億円相当の仮想通貨NEMが盗まれました。日本のみならず世界で、被害が多くありました。

この事件から、仮想通貨の注意点がわかります。

IoT機器の普及に伴う攻撃起点の拡大

経済産業省は、この事件を受けて「サイバーセキュリティ対策を強めていく必要性を痛感」しているとコメントを発表しています。
仮想通貨の流出ー経済産業省サイトより
以前のブログでも紹介しましたが、ハッカーはIoT機器を利用して攻撃をします。社会全体のセキュリティを取り巻く環境が、日々大きく変化していることも忘れてはいけません。

セキュリティの不備

報道によれば、NEM(ネム)への不正アクセスが行われて、侵入してわずか20分で、ほぼすべて流出されたそうです。このことから、NEM(ネム)のセキュリティの不備があったことがわかります。

コインチェックの保管体制

通常、取引所を監督する立場の金融庁は、「コールドウォレット」と呼ばれる、インターネットとは接続していない状態で仮想通貨を保管する方法が推奨されています。ところがコインチェックは、NEMの全量を「ホットウォレット」というネットと接続した状態で保管されていました。仮想通貨がどのように保管されているのかも、気になります。

投資する仮想通貨が、安全な自社専用のプライベートサーバーで運営しているのか、また、アドレス(口座番号に相当)と秘密鍵を別のサーバーで管理しているのかがポイントになります。

匿名性が高い

仮想通貨の口座は、英数字からなる口座名で取引されています。匿名性が高いこの口座は、匿名性があるので便利な面がありますが、その一方で、口座の取引履歴データは、ネット上の閲覧サイトにアクセスすれば、悪意のある誰かに口座の取引履歴データを見られる可能性がある、と言うことを覚えておくことも大切でしょう。

仮想通貨の将来性

2017年、仮想通貨の市場は、大きく成長しました。投機対象として注目の高い仮想通貨は今後も将来性があると言われていますが、残念ながら本当のところ将来のことは、分かりません。しかし、さまざまな課題が見えるようになってきました。例えば、法的な問題やシステムやセキュリティの問題などがあります。

問題点も今後は、さらに改善されてると思われます。ネット上では、パトロールが行われています。NEM(ネム)の事件で、「ホワイトハッカー」の存在が有名になりました。善意でハッキング技術を駆使する専門家である「ホワイトハッカー」は、口座の取引にNEM(ネム)の取引履歴データで「タグ(ふせん)」をつけられる機能を利用して流出当日にハッカーの口座をマーキングしました。それにより、口座の動きを監視しました。

これは日々、セキュリティの強化が図られている仮想通貨だと言えますが、世界の影響を受けやすくシステムなどの問題により市場が突如、不安定になりバブル時代のようになるリスクも十分、秘めていると言えます。