マルウエアとは 4

マルウェアの被害にあわないために

マルウェアとは、コンピュータウイルスなど、悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称ですが、これらの被害にあわないようにするためには、どのようにすればよいでしょうか。

パソコン、スマートフォンともに、共通した対策が多くあげられます。

OS は常に最新の状態にアップデートする

常に最新のOSへアップデートすることは最も基本的な対策ですが、マルウェアを防止する効果は絶大です。

使い慣れたOSは、アップデートすると画面のレイアウトや使い勝手が変わってとまどったり、今まで使っていたアプリケーションが動かなくなったり、想定外の自体が発生してすることが多いです。OSをアップデートしなくても問題なく使えているので、あえてOSをアップデートせず、今インストールされているOSを長く使い続ける人は、意外と多いものです。

ですが、OSを提供している企業が、たくさんの開発者を稼働させ、多額の費用を注ぎこみ、新しくOSをアップデートするのには、大きな理由があります。

当初、OSをリリースした際には見つかっていなかったプログラムの不具合が見つかり、それらを修正するためだったり、ユーザーがより使いやすくするための新機能の追加、動作速度の改善、バッテリーの持続時間を長くするためなど、様々な理由でOSがアップデートされています。

プログラムの不具合が見つかった場合は、それがハッカーにより攻撃されると、個人情報や企業秘密の流出、最悪の場合はパソコンやスマートフォンが乗っ取られることにつながることさえもあります。

最近では、インターネットも常時接続されている環境がほとんどで、通信速度も劇的に速くなっています。ほとんどのパソコンやスマートフォンで、OSのアップデートする際、一度か二度、ボタンをクリック、タップするだけでアップデートでき、ほとんど手間もかかりません。

スマートフォンに関して言えば、OSのアップデート直後はアプリケーションが最新版のOSに対応されておらず使えなくなってしまうケースも多く見受けられます。

大企業が開発しているアプリケーションや、有名なアプリケーション、売れていたり、利用者が多いアプリケーションであれば、比較的短い時間で最新版のOSに対応したバージョンアップがされることが多いです。

新しくウイルス、ボットやトロイの木馬などのマルウェアやが流行し始めたとしても、それらが攻撃するすきま(プログラムの不具合)をふさいでいる最新のOSでは、まったく影響を受けずに使い続けることができる場合が多いです。

常に最新版のOSを使い続けることは、長い目で見るとメリットの方がはるかに多いので、常に最新版のOSを使い続ける習慣をつけましょう。

ウイルス対策ソフトなどセキュリティソフトを導入する

一度、ウイルスに感染して苦い思いをした人であれば、どれだけウイルス対策ソフトがありがたいものか、おわかりになるでしょうか。新しくパソコンを買い替えて、最初にすることはウイルス対策ソフトを入れること、という人も多いでしょう。

まだ、ウイルス感染したことのない人や、パソコンを使い始めたばかりの人にとっては、あまり実感がわかないかもしれませんが、はやりウイルス対策ソフトを使っていると安心感が違います。

ウイルス対策ソフトが入っていれば、過去に流行したマルウェアや有名なマルウェアであれば、しっかりと防御してくれます。マルウェアが添付されたメールを受け取ったら、警告を表示したり、迷惑メールフォルダに振り分けてくれます。誤ってそれらのファイルをクリックしても、「このファイルは危険です。本当に開きますか」など、二重三重にマルウェアの危機から守ってくれます。

ただ、ウイルス対策ソフトへの過信は禁物です。

世界最大手の専門企業が販売しているウイルス対策ソフトといえども、100%マルウェアから守ってくれるとは限りません。本当に最新式の攻撃方法をもつマルウェアや、その挙動が解明されていないマルウェアについては、検知しないことさえあります。

検知済みのマルウェアでも、ユーザーが面白半分で、ウイルス対策ソフトが入っているから感染しないだろうと思って、ウイルス対策ソフトの警告を振り切ってそのマルウェアをクリックすると、本当に感染してしまうことさえあります。

あやしいアプリケーションはインストールしない

この一点に気をつけるだけでも、マルウェアの感染はかなり防げます。子どもが小さいときに親や先生から、あやしい大人が声をかけてきても、絶対について行ってはいけませんと教えられたのと同じことです。

あやしい大人について行って、何事もなく、無事に帰ってこられることもあります。しかし、何か起こったときには回復できないくらい大きなダメージを受けることもありえます。

パソコンでもスマートフォンでも、アプリケーションをインストールする方法はたくさんあります。正規のお店から購入したり、スマートフォンであれば、正規のダウンロードサイトからダウンロードすることを心がけ、あやしいサイトからアプリケーションを購入したり、ダウンロードしたりすることは避けましょう。

とはいっても、アンドロイド端末の正規のダウンロードサイト「Google Play」で公開されているアプリケーションにも、マルウェアがまぎれこんでいたことも報告され、マルウェアを取り巻く環境は混沌としております。

トレンドマイクロは2017年9月22日、Android端末向けのオンライン銀行アプリを偽装する不正アプリ「BankBot」を「Google Play」上で確認したとして、注意を呼びかける文書を発表した。
出典: 日本経済新聞

国内7銀行の偽アプリ、トレンドマイクロが注意喚起

その他にも、日頃の細かい心がけをすれば、パソコン、スマートフォンのヘビーユーザーでさえも、ずっとマルウェアに感染することなく、平穏にパソコン、スマートフォンを使い続けることは可能です。

今後、このブログで、どういうところに気をつければ、ハッカーからの攻撃やマルウェアの感染を防げるか、一つ一つ見ていきます。